指導の仕方でどちらがいいのかよく迷う叱るべきなのか?褒めるべきなのか?
【結論】
どっちでもいい
問題はそこではありません!
指導される側と指導する側の関係性で全てが決まります
その関係性が正しく構築されていてお互いが
信頼し合えていれば方法は関係ありません
相手の心にしっかり響き行動・言動に変化が現れます
その関係性を構築するまでには時間がかかるので
まだ信頼関係が成立していない状態で指導する機会もあると思います
その際の注意点をお伝えしておきます
叱る際に注意する4つのポイント
悪い面だけを伝えない
叱られる時、ほとんどの人が嫌な気持ちになったり落ち込みます
目的は落ち込ませたいわけではありません
同じことをしないようにであったり成長して欲しいから叱ります
こちら側も言いにくいですし気持ちのいいものではありません
相手の気持ちを考慮して1点叱る際には2点褒める
先に2点褒めてから叱るようにすると相手への心の
ダメージを軽減して前向きに捉えてもらえます
説得でなく納得させる
相手を頭ごなしに叱って力ずくで説得し行動を改めてもらうよりは
指導理由を伝えて相手の考えも聞きながら本人に行動を
改めようと納得してもらって行動を変えてもらう方が継続性があります
その際はこちらは聞き役として納得のお手伝いをする感覚です
もちろん相手を全否定してはいけません
共感しながら相手をねぎらい正解に導くイメージです
感情を乗せない
叱る時には何らかの理由があって𠮟る事になります
こちら側に不都合な事が起きることもあるでしょう
怒りの感情が湧き上がってくることもあると思いますが
感情が乗ると相手にも伝わりますし適切な言葉選びなどが
できずに思いもよらない発言、行動を
起こしてしまうことがあります
そのせいで相手との関係性が破綻してしますこともあるので
自分の感情は一度横に置いておいて叱るようにしましょう
自分ができていないことは叱らない
叱る権利があるのはできている人だけです
相手も人間なので叱る側ができていない状態で
叱られても全く響きません
普段から自分がお手本となるような行動を行い
説得力のある関係性を築けるように意識しましょう
ほめる際に注意する4つのポイント
しっかり言葉で伝える
褒めることは良い事です
ですがなぜか褒めることを恥ずかしいと感じる人もいます
でも思っているだけでは伝わりません
言葉ではっきり伝えてあげましょう
言葉で伝えることで相手も自分をしっかり見てくれているという
承認欲求も満たされます
思っていないことは言わない
褒める側も褒められる側も人です
人は言葉だけで思いを感じ取っているわけではありません
相手の表情や声のトーン、細かいしぐさなども見ています
思っていないことを伝えても感じ取ってしまいます
この人、思っていないなと感じ取られてしまうと
信用を失ってしまうので注意しましょう
褒める目的は『感謝』を伝えることです
それを感じた相手がもっと頑張ろうとやる気になって行動が変わっていきます
やる気を起こさせるために褒めるのはお勧めしません
過剰に褒めない
過剰に褒めることが悪く作用することもあります
褒められ癖がついたり褒めないと機嫌が悪くなったり
行動するときに見返りを求めるようにになってしまうことがあります
褒められることが目的になってしますと叱られたときに
自分を否定されたと感じてしまうこともあります
そうなると叱られたくないので失敗を恐れて挑戦しなくなってしまいます
ほめ過ぎて人を弱らせない為にも
本当に感謝を感じた時に褒めるようにしましょう
他者と比べない
褒める時に
『あの子より良くできたね!』
『同期で一番仕事の覚えがいいね!』
などの他者と比べて褒めるのは止めましょう
比べるのは過去の自分です!
昨日できなかったことができたなど
過去の自分に対して成長を褒めてあげましょう
他者と比べる癖がつくと人には向き、不向きがあるので
自分より能力の高い人間と関わると
嫉妬心や妬みの感情などが生まれてしまいます
最後に
この8点のポイントを注意しながら相手との信頼関係を
構築できればお互いが良い関係で日々を過ごす事ができます
これは友達でも職場でも家族でも一緒です
他人と良好な関係性を築いて自身の人生を豊かにしましょう
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